タバコの記事をうpすることはそんなにないけど、折角だからネ。
偶然なんだが、手に入れるのに結構探させられたブツだ。
……いや、そこは通販使えよとゆーのはナシで。

パッケージの表面に「DEATH」とわざとらしく書かないところが良い。
漆黒のパッケージに、スカル&クロスボーンズの意匠。表はただそれだけ。側面に目を遣ると、同じ意匠にブラックレターで「DEATH」。
とゆーわけで、まさかの「デス」。
この御時勢1箱510円というのは中々に羽振りが良くはなかろうか。
私はというと、タバコ屋に「しんせい」が置いていなかったショックで、何をとち狂ったかこいつを2箱も買ってしまった。
1,000円札1枚では足りんのですヨね、これが。
ソブラニー1箱750円は税政改正前の話。現在もし国内販売が残っていたとすると、1,000円を飛び越すかもしれない。
そう言えば、缶ピース(50)や缶ガラム(36)も1,000円札1枚では足りなくなった。時代の流れとはいえ、全く世知辛いものネ。
というわけで、今開封したヤツは2箱目である。既に1箱は吸い切った。
シガレットそのものにも、例のスカルマーク。凝ってますな。
まあパッケージだけを見た感じでは、なんというか中二病をこじらせたような感じだが、その味付けまでも、果たして中二チックなのであろうか?
……うーん。結論から言うと中々好みの味かも知れん。
これを「凡庸な風味」と称する向きもあるようだが、本当にソウカナー?
私が味から連想した銘柄は「JPS」と「ポールモール」の2つ。
これは余談なんだが、上記の両銘柄、あとラッキーストライクもそうだが、親会社であるBATの意向で、マレーシアに製造拠点を移行しているとか。
それに輪をかけて、JPSのソフトパックが無くなっちまったんだよー。なんという仕打ちかね(まあハードは残ってるから別にいいじゃないって)。
私はソフトパックが好きなんで、ちょっと寂しいんすよこれが。
うん。関係ない話本当にゴメンナサイね。
……で、デスの話なんだが。これって多分プレーンフィルター?
私はどっちかというと(いや、断然)プレーンが好き。
もうそれだけで得点が高いね、私の中では。
プレーン繋がりで言うならば、JTインターナショナルの「ウィンストン・フィルター」もイイかな。あのビビッドな赤色のソフトパックね。
それで、肝心の「デス」のフレーヴァーなんだけど……。
これが中々表現し辛くはあるかな(笑)。でも凡庸とは違うよね。
バーレー葉のトゲトゲしさとか、そーゆーのは無いけどね。「バーレーキック」って言うんですか? 私はアレ、嫌いなんですわ。
実際穏やか目の味付けで、後味にフワリと香ばしい余韻が残る。こいつはおどろおどろしい見た目とは裏腹にかなり物腰柔らかい。
パッケージの裏には「ラグジュアリー・アメリカン・ブレンド」とあるけど、始終フワフワまったり漂うような仄かな甘さとスパイス香。
変に尖ったところや気障ったらしい香味付けがない分、マイルド&スムースとでも言うべき味なんだけど、それ故に影の薄さは否めないかも。
ただ、チェーンスモークには向いてるね。他より幾分高いコストを払うことに目を瞑ればの話になるんだけど(笑)。
やっぱりパッケージから来るイメージ優先ということは大きいかな。この味を求めてこのタバコを……という人も居るのかも知れませんがね。
まあそれを口にするならば、そもそもシガレットというのが、パッケージのデザインだのネーミングだのといったイメージ戦略ですがな。
ソブラニーのブラックルシアンは、あれも真っ黒で目を惹くパッケージだったわけだが、苦い喫味にも見た目に負けない個性があったからね。
うーん。同じイギリス生まれということで比較対象としてしまった。
それにしても、この「メイド・イン・EU」ってのは何なのか(笑)。
なんか、英語のウィキペディアを流し見した感じ、ルクセンブルクの会社に権利を売っちゃったのかな? まー興味ある人は読んでみて下さいな。
因みにルクセンブルクというと、最近シャグやシガレットにゲバラの肖像を掲げて、「チェ」という銘柄で売ってる会社がそうだったかな。
ところで、私が以前吸ってたロスマンズ・ロイヤルズや、ソブラニー・ブラックルシアンもメイド・イン・EUだったんですヨ。
なんだかEUとかって誤魔化した書き方されると、後ろ暗いところでもあるんじゃないかと逆に勘繰ってしまいますがな。
ダヴィドフ・クラシックはメイド・イン・ジャーマニー。
ダンヒルのファインカットはメイド・イン・スイスだったかな。まあダンヒルも、物によっては韓国製だったりするから油断ならんが。
韓国製のダンヒル・インターナショナルとかねぇ……個人輸入で手に入るみたいだけど、味の方はいかがなモンでしょうかね?
……と結局は関係ない話ばかりで、余りデスに関する話をしていない気がするんだが。まあ私個人としては、結構好きな味なんだけどね。
劇的な死に様というよりかは、穏やかな死……静かに粛々と、眠るように息を引き取るって感じがある。苦しみ悶えて死に曝すって感じじゃない。
そう考えてみると不思議なモンだね。有名銘柄の影に隠れながらも生き残り続けているからには、それを求め続ける人もいるんだろうが。
まあ懐具合が許せば、時々思い出したように吸いたいかな。
私の中では、そういう銘柄だということで、一つ。
というわけで、今回はこの辺でさいならー (・А・)ノシ
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