昨日、購入した二枚のアルバム。
いずれも、THE BACK HORNの作品だ。

これは、2ndアルバム「心臓オーケストラ」。
初期のダークでナイーヴな感じを歌詞に残しつつも、曲調は大分垢抜けた感じに仕上がっているようだ。強迫的で不安感を煽る、追い詰められているような感じのする、前作までの伴奏とは大きく異なる。

これは、3rdアルバム「イキルサイノウ」。
「惑星メランコリー」や「ジョーカー」のような、お馴染みの灰汁の強い曲を盛り込む一方、歌詞に現れているほど没個性的なポップス調の曲もある。曲の方向性で試行錯誤している様子が感じられる。
双方のアルバムとも、歌詞や曲調含め、曲の持つ雰囲気が一気に明るくなったことが、聴いてみて何となく判る。
ネガからポジへの転回をあえて曲解すれば、世俗に取り残される不安の裏返しか・・・なんて。
勿論これは、思い付きの意見に過ぎないww
未来を掴み取りたい気持ちがある一方、未来を疑ってその価値を図りかねているような。
彼らも悩み多き時期だったのかもしれない。
後の作品である「ヘッドフォンチルドレン」ではどこか吹っ切れ、ヤケクソで音楽をやっている(いい意味で)感じを受けた。「太陽の中の生活」以降では、最早何かから解脱したかのような清々しさ。
うーん。THE BACK HORNは奥が深いね。
ではでは、今回はこの辺でさいならー。
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