× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
![]() |
No. Do you?
というわけで、昨日に続いてASG「BLOOD DRIVE」について。色々と不十分な部分もあったので、今回は補足として、珍しく続きを書いてみる。 因みに表題であり、二番目の収録曲の題名でもある「BLOOD DRIVE」とは、どうやら献血を意味する言葉だそうだ。 ちょっと罰当たりなことを言わせて頂きたいのだが……好き好んで、他人に自分の血液を分け与える人間の気が知れないよ。 そもそも私は注射が大嫌いである。注射器も嫌いである。自ら好んで腕に注射針を刺して頂くなんてとんでもない。 だがどうやら、献血がタイトルに冠されている以上、それがこのアルバムの内容に密接に関ってくることは想像に難くない。 自己犠牲。献血という言葉を一瞥して、先ずもって有り体に想像する言葉は、多分そんなところだろうか。 それでは、少しアルバムを紐解いてみよう。 今作はrelapse Japanより和訳歌詞つきの国内版が出されている。私が購入したものもそれである。全くもって感謝、感謝だ。 1.AVALANCHE 2.BLOOD DRIVE 3.DAY'S WORK 4.SCRAPPY'S TRIP 5.CASTLESTORM 6.BLUED FOR BAMA 7.EARTH WALK 8.CHILDREN'S MUSIC 9.HAWK EYE 10.STARGAZIN 11.THE LADDER 12.GOOD ENOUGH TO EAT オススメのトラックは10であろうか。ある程度のスピード感を伴っており、却って聴き易さ、取っつき易さがある。 前回も言った通り、全編を通してスロゥリーである。一音一音を噛み締めるような演奏、と表現するのが相応しいかも知れない。 ギターとベースは柔らかで、しんみりした響きだ。ドラムも一音の厚みやインパクトに重心を置いているようで、無闇な暴走は皆無である。 ヴォーカルが、恐らくは前作との違いが最も顕著である。シャウトを乱発せずよりメロディアスに、より伸びやかに、そしてより大人しく。 とにかく、無闇無鉄砲なスピード感をいの一番に捨て去り、音のハーモニーや伸びやかさ、そして余韻を重視しているように感じた。 8や12でクラシックギター(らしき楽器)を使っていることからも、激しさ一辺倒ではないメロディへの拘りを如実に感じるところだ。 感じるところ、なのだが……という繋ぎ方はおかしいかもしれないが、一つどうしても気になっているところがある。 5トラックの「CASTLESTORM」は、その音やリズムが、前作6トラックの「THE DULL BLADE」に似ている気がしてしょうがない。 歌詞はぶっちゃけ良く理解できていないのだが(オイオイ)、2つの曲の間には何か繋がりのようなものがあるのだろうか。 彼らの書いている歌詞はポエム要素が強くて(というか全面に出張っていて)、和訳歌詞を見てもツギハギのようで、正直言って訳が解らない。 とにもかくにも、身体に馴染ませるにはもう少々時間がかかりそうな――一筋縄ではいかないアルバムである。 補足と言いつつも、前回より長くなってしまった。 というわけで、今回はこの辺でさいならー。 PR |
![]() |
![]() |
|
![]() |