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【2025/03/14 22:23 】 |
黄色い使命。
瓶の口から匂いを嗅いだ瞬間「コレは旨い」と確信した。
 味はこってりフルボディ、8度のアルコールは空腹に効き目抜群。
 その名は、"CHIMAY TRIPLE"(シメイ・トリプル)。
 泡立ち良すぎで草不可避であるwwwww
 シメイに関しては何というか――今まで意識して避けていた部分もあったのだが。今回初めて口にして、そしてその圧倒的な「実力」に平伏さざるを得なくなった。
 店頭のPOPでは、最も苦味が強いと記されていたが……正直言って、私にとってはまだまだ強烈な甘味を感じてやまないところだ。
 絶妙な炭酸具合とボリューム満点のコクは、まるでロータスのカラメルビスケットを液体にして飲んでいるような感じだ。
 二本、三本と小瓶を開ければ、たちどころに酔いが回るだろう。
 このフレーヴァーは非常に強烈である。
 正に王道。
 私は甘い酒が嫌いであると以前から折に触れて申し上げているが、このビールについては完全に白旗を揚げざるを得ない。
 と同時に、ベルギーの人間を本当に羨ましく思う。

 裏ラベルの情報を記しておこう。
 賞味適温:6~8℃
 原材料:大麦麦芽、小麦麦芽、ポップ、糖類
 度数:8%
 輸入者:三井食品株式会社

 賞味適温? 何だそれは? そんな文言が記されていたビールなど、これまでとんとお目にかかったことが無い。
 これは紛れも無いガチのビールである。アメリカンや国産ピルスナーを口にする感覚で相手にすると、手痛いしっぺ返しを喰らうことになるだろう。
 しかし、それに悦びを見出すかどうかは飲み手次第である。
 日常的に飲むには少々個性が強過ぎる、と言わざるを得ない。と同時に、財布の中身も文字通り紙屑のように、盛大に弾け飛んでいくだろう。
 しかしながら、パーティーの席で振舞ったり、週末に自分を労ったり……何か「特別」を演出するには相応しい一本と言えるだろう。

 私にしては少々褒めすぎてしまった感もあるが……しつこいくらい甘いクセに、これほど気持ち良く酔わせてくれるビールには陥落するほかあるまい。
 だけど正直言って、赤ラベルや青ラベルに挑戦する気があるかと言われると、ちょっと尻込みしてしまうのも本音だな……(主に甘味的な意味で)。
 というわけで、今回はこの辺でさいなら。

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【2013/08/08 19:13 】 | ビール | 有り難いご意見(0)
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