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【2025/03/15 01:30 】 |
29/Oct/2014 - よしなしごと。
嗚呼、買った買った。色々と買い込んだ。
 おかげで財布がすっからかんだ。

2014年10月29日、買い物。

 背後にチラ見えしてるタンカレーNo.10は気にしないで宜しい。
 これはかなり前に買ったヤツで、今回の買い物とは関係ないものだ。
 そういえば、最近サンタテレサ 1796を飲み終わった。飲み終わるまでのペースは、これまで飲んだ蒸留酒の中では1、2を争うほどだろう。
 飲みやすさも然ることながら、旨い。それ以上の言葉は要らない。

 とにもかくにもビールである――そう、ビールが飲みたかったのだ。
 まあ財布事情も芳しい訳じゃなかったので、色々と取捨選択した。
 その中で選んだのは、アメリカ製のアンカーを2種類、そしてベルギー製のドュシャス・ド・ブルゴーニュである。
 アンカーは有名なんだけど、今まで意識して遠ざけてた感じ。
 何というか……ヤンキーが作った「ビール」っていうのがなァ。
 いやまぁ「ファイヤーロック」と「ビッグウェーブ」、いわゆるハワイのコナビールって奴を飲んで、イヤ~な感じはなくなったけどね。
 だいぶ前にドンキで見たんだけど、なんかその場でパッと手が出にくくて「マァいいや……」となって、買わなかったんだナァこれが。
 本日手に入れたアンカー2種類の内の「リバティーエール」の方は、品切れ間近と明らかに売れまくっていたので、まぁ安心していいだろうな。
 「ブレックルズ・ブラウン」の方は結構在庫があったけど(笑)。調べてみたら、140周年記念で作られたという割と新しいビールみたいだな。
 で、真打ドゥシャス・ド・ブルゴーニュ。こいつもまた、店で流し見しながらもそのまま通り過ぎてしまったビールの一つだ。
 しっかし、小瓶で1本/628円(税込み)は値が張るなあ(苦笑)。いやーまあ、ベルジャン・ビールというのは特に、そういう傾向があるんだが。

 ベルジャン・ビールというのは凡そ夥しい数の銘柄があり、値段も然ることながら、風味も曲者揃いで、一種の博奕臭さすら内包している(笑)。
 実を言うと、800円オーバーでフランボワーズ(サクランボ)のビールらしきものもあったんだが、そっちの方はキックアウトした。
 恐らくはそれもベルギー製のビールだと思う。申し訳ないが、フランボワーズ風味のビールなんざ、こちとら頭から願い下げである。
 シメイにレフ、デュベルにオルヴァル……あと他に1,2種類。俺が飲んだことのあるベルジャンは大体こんな感じだ。
 シメイの黄色は想像していたよりイケたが……問題はレフだな。ちょっとゴテゴテと風味を付けすぎてて、好みに合わないかな。
 とにもかくにもベルギーのビールは世界が違う。普通のラガーやピルスナー、エールが苦手な貴方にも合うビールが存在する……かも?

 今日は色々と誘惑が多かった。街の酒屋には、有名どころのスコッチのハーフボトルがごろごろとしていて、手軽な値段で購買欲を刺激する。
 ラフロイグ、グレンフィデック(サントリーが輸入してる奴だな)……有名どころでも、飲んだことの無い銘柄は沢山ある。
 そうそう……ザ・マッカランの18年が1本、売れずに残っていて(だいぶ前に行った時にもあった)非常に気になるんだが、16,000円じゃあねえ(苦笑)。
 他にも、国産ウィスキーだってピンからキリまで……。
 最近のアレなんだっけ、ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝さんを題材にした、NHKの朝の連続テレビ小説が流れてるからね。
 昨今の、サントリーが角瓶やトリスでけしかけたハイボール・ブームもそうだが、ウィスキー市場も活気付いてくれるといいね。
 レジ付近の冷蔵庫には、しれっとデュベルの大瓶が!!
 まあマグナムサイズじゃないのは残念だが、それでもどっしりと鎮座するデュベルの大瓶は独特の魔性を放っていた。
 そうそう、銃オタには聞き捨てならない「マグナム」という言葉は、元来マグナムボトルといって、大容量の酒瓶のことを指していた言葉なのだ。
 今更ドヤ顔でひけらかすほど大した知識でもないけどね。因みにマグナムだと容積は1,500mlとなり、一升瓶(1,800ml)よりやや少ないぐらいだ。
 しっかしまあ一度は見てみたいもんだねぇ、マグナムボトル。

 まあ蒸留酒ならともかくだが、醸造酒の大瓶というのは一度開けたらそれっきりの感があるから、迂闊に購入してしまうのも考え物だ。
 こちとら750mlのワイン1本ですら、消化に往生するというのに。……まぁ一人飲み限定で保存性を考えるなら、やはり蒸留酒が一番なんだよナァ。
 だからまあ、結論というか何というかアレだけど。
 酒はなるべく、友達とか同僚・後輩・先輩とかの多い人数で楽しむのが、一番とゆーか無難ということですな……時と場合にもよるけど。
 あなたの酒の好みを分かち合える友達がいたらの話ですけどねっ☆
 ボッチとして嫌味でしめさせて仕り候。
 というわけで、今回はこの辺でさいならー (・А・)ノシ

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【2014/10/29 19:59 】 | 日常の四方山話 | 有り難いご意見(0)
メイト・フィード・キル・リピート・アフター・ミー!!
アァ、何か題名考えるのも面倒くさくなってきたッス。
 でも、ここでまさかの音楽ネタ。しかもニューメタルである。
 Slipknotさんたち、今何してんのかなーライブやってんのだろか。

Mate.Feed.Kill.Repeatジャケット1。

 というわけで、よりにもよって「Mate.Feed.Kill.Repeat」である。
 何か再生しようと何気なく思ったんが、ブログの方にもどうかなって。

 演奏者であるSlipknotについてグダグダ説明するつもりはありません。
 ともかく、音源の時系列的にはメジャー初盤の「Slipknot」より前に発売された、デモテープ的なものだと考えてもらえば宜しい。
 最も、俺が買ったのは後年リリースされた限定復刻版であり、純粋な意味でのデモ版ではないということを但し書きさせてもらう。
 えーと、正直これを買ったのは、まだニューメタルのアルバムを嬉々として買い漁っていた時分のことである。
 今は無きショッピングセンターのタワーレコード(個々は本当にお世話になった)の棚で、その怪しく緑色に光るジャケットを私は見つけたのだ。

 「あれ、見たこと無いSlipknotのアルバムだ、新盤かな?」という程度で、予備知識なんぞ一切持たず、買って聴いてみたらアレマびっくり。
 なんちゅーか……音がガサツで、垢抜けなさが半端無いのだ(笑)
 いかにも手近にあるやっすい音響機器で収録しましたっていう感じの、このマニュファクチュアっぽさが何とも言えない。
 インディーズというかアングラの感じが存分に音に滲み出ているのだ。

 国内アーティストだが、THE BACK HORNや9mm Parabellum Bulletのメジャーアルバムを先に聴いて、その後にインディーズ版を聴いた時のあの感じ。
 ピンクソーダわぁ~イェイイェイ~売り~き~れぇ~たぁ~
 アイラービュハニィ心からぁ~イエスタデェ~イワンスモアァ~
 っていうVo.の奥でバリバリなってるエレキギターとかドラム(音が籠もってる)とかね、本当にあんな感じで、驚き桃の木山椒の木である(古い)。

 うーむ、しかしまあこのアルバム……何だか古ぼけて油切れした工作機械のような、とっつきにくさと同時に変に惹き付ける魅力をも持っているのだ。
 メジャー盤「Slipknot」のような一種洗練されたラップメタルではなく、こりゃもう本当にカオスでひたすらとらえ所の無い曲である。
 特に3曲目の「Do Nothing/Bitchslap」の後半に出てくる、「Com'n Yo!! >Foo! Foo!」てな掛け合いも、悪乗りと解すれば面白く感じられてしまうのだ。
 なんせこんなやっすいヒップホップのような演出、これから先のメジャー盤では後にも先にも絶対に聴けないからね、マジで(笑)。
 かと思えば6曲目の「Confessions」では、ベースラインにギターを乗せて、キャッチーですらああるメロディーなんか真面目に弾いちゃって。

 まあソレはさておき、初めて聴いて面食らうだろうことがある。
 何せ1曲目「Slipknot」の前奏はクソ長い(笑)。なおかつ随所に刻まれる、「ギュイイーン!!」という工作機械の作業音である。
 まあしかし、ラストを飾る「Killers Are Quiet」なんかもう酷い出来だ。
 途中まで何かダルそうに歌ってたかと思うと、歌がフェードアウトしてインスツルメンタルが始まる。
 溶接機や切削機械がバチバチと火花を散らす音が、カンカンと打ちつける音と共に、そりゃもううんざりするくらい流れ続ける。
 あーもう聴くの止めようかしらと思いながら暫く付き合い続けると、今度は突然隠しトラックが始まるのだ。
 この曲は、Incubusのメジャー初盤「S.C.I.E.N.C.E.」の最終曲「Calgone」を思い出させる、悪乗り全開の曲構成なのだ。
 因みにIncubusの「S.C.I.E.N.C.E.」自体は(俺の中では)名盤であるので、誤解なきよう。非常にセンスフルでノリの良い曲ばかりである。
 ソレと比べると、この悪乗りと冗長さでできたカオスなアルバムだ(笑)
 ニューメタル好きの間でさえ、恐らくは相当好き嫌いが分かれるだろう。
 私はというと、ニューメタル好きを自称できるほど沢山の音源を聴いてきた訳じゃないが、好きか?と問われれば好きと即答する自信があるwww

 Incubusの方々が「この路線」を気に入らなかったように、Slipknotもメジャー進出に至る過程で曲調にかなりの修正を受けている。
 それは、再三名前を挙げているが「Slipknot」を併せて聴いていただければお解りになるだろう。
 メジャーバンドとして売り出されるまでにはメンバーチェンジもあったし、曲の具合もかなり変わって洗練された音となった。
 だがしかし、その「Slipknot」が生まれる道程/過程として欠かせないものが、やはりこのアルバムなのである。
 後にアルバム収録曲として発表されたモノの中には、このアルバムの収録曲の残り香を匂わせるものが少なからず存在している。
 まあ何というか、仮面組のニューメタルに熱狂する時代の前夜にあった、生々しくごみごみとした猥雑な空気を感じられる面白いアルバムだ。
 現在入手が容易かどうかは解らんが、もし店頭に並んでみたら、願わくば、その1枚を手にとってみてはいかがだろうか?
 メジャーアルバム以降のSlipknotとは確実に違う、狭くて蒸し暑くて不潔で垢抜けないホールの空気を感じられることだろう(言い過ぎ)。

 というわけで、今回はこの辺でさいならー y(○目○)y

Mate.Feed.Kill.Repeatジャケット2。

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【2014/10/24 22:21 】 | 音楽 | 有り難いご意見(0)
イスパニアの老樹。
なんでみんなスペインて言うんだろうなあ……。
 イスパニア(エスパニャ)って言う方が響きが格好良いと思うけど。
 てなわけでドン・キホーテのお目見えだ。

ガルナッチャ・デ・フエゴ2012年開封。

 相変わらずアテにもならぬ画像。ここんとこやけっぱちの開封祭りだ。
 イスパニアのアラゴン州より、ガルナッチャ・デ・フエゴ2012年。

 実際開けてみて気づいたことは、とろりと深く暗い臙脂色。
 開けた瞬間から、どろりと粘っこく纏わり付くような香りが匂い立つ。……成るほど、これがガルナッチャの、それも老樹から生まれた葡萄か。
 一口舐めてみると……うん? これまでとは随分違った風味だ。
 酸っぱいというよりしょっぱい。それもにがりのように、どことなく渋みやエグミを含んだようなしょっぱさだ。
 何というか、舌や喉がキュッと引き締まるような味だ。

 いつも通り、開封して一時間ほど放置したが、華やかさを少々通り越したキツめの匂いにややアルコール臭を増して、口に含むと酸味が出てきた。
 このデュベルのグラス、意外とワインの香りも楽しめたりするのだが、ビールやウィスキー×ロックなんかにも使えるんで結構重宝してる。
 しかしまあ、本当に強い香りだ。人によっては下品と感じる向きもあるかも知れない。かなりの若酒というのも関係するのだろうか。
 ……この風味と、この感覚をどう表現したらいいんだろうな。
 土っ気と言うのだろうか。何だかこいつからは、いかにも畑で育てて収穫しましたという、大地というか土との繋がりを強く感じる。
 こいつは一筋縄ではいかない。
 骨太で筋が通っていて、辛口で媚びることなく、機嫌を取ろうと思ったらそっぽを向いてしまう……世間ずれした阿婆擦れのように。
 だがしかし、こんなにも酔っ払うのに心地よい酒があったものか。
 キューッと粗雑に煽れば、岩塩を舐めたような複雑な塩っ気と、ギュッと詰まった濃厚な果実の香味が同時にやってくる。
 飲めば飲むほどに、銘柄にも冠されているイスパニア語のFUEGO――つまり炎の意味がようやく解ってくる。正に心が滾ってくるような味だ。

 なぜこの酒が売れるのか私ははっきりと理解できた。
 良くも悪くもこれは大衆のワインだ。良い意味で下品な味なのだ。
 この酒を飲んで、酔って歌って騒ぐのはさぞ心地良かろう。
 澄ました顔でグラスを傾けて講釈を垂れるような酒ではない。
 バールで大皿の料理を摘みながら、グイグイとグラスを傾けて、壇上の踊り子に「オレー!!」と声を飛ばす……そんな光景が浮かんでくる。
 なんてこった……まるで物に憑かれたようなことを書くなんて。
 しかしまあ、辛口の赤を探している人には是非ともオススメしたい。
 一回くらい、騙されたと思って飲んでみても損はしないだろう。
 炎のラベルに偽りなし。燃えるように効いてくるワインだ。
 というわけで、今回はこの辺でさいならー (×А×)ノシ

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【2014/10/20 22:33 】 | ワイン | 有り難いご意見(0)
BIOHAZARDの銃器を語る。~ベレッタ・ピストル編2~
何だか、コロンビアーナの話ばっかりしていて、ベレッタのことなんか半分どうでもよくなっているのだが、でも続けるのじゃ。
 さて、私がバイオとベレッタの組み合わせで思い出すのは、サムライエッジや初代バイオもそうなんだが、どっちかっつーとアウトブレイクかなぁ。
 まあガンサバイバー4のブルース=マッギャヴァンなんかも、カスタムしたM92らしき銃を使ってるみたいだけど、俺はアレ未プレイだしなぁ。

 アウトブレイク? はぁ、やったことないんだけど何ソレ? という人に銃オタ的解釈で軽く説明をしますとですねぇ。
 弾を拾ったら、拳銃のマガジンを抜き出して、直接フリーハンドでチキチキと地道に、一発ずつ実包を込めていくんですねー、そういうゲームなんすよ。
 ショットガン(それもよりによってSPAS 12)も、1発ずつ込めていくんですねぇ(ニヤニヤ)。確か、ちゃんと銃を引っくり返して装填してたような……?
 もう少し説明すると、銃の下側(給弾口付近)にあるローディング・ゲートだか何だか言う部品を押し込まなきゃ、弾が入らない設計だったのかな?
 今思えば、すっごく細かくてリアルな描写だよナァ。

 ハンドガンマガジンと弾を組み合わせると、何故か一瞬で15発の実包が装填されてしまう仕様への突っ込みはナシの方向で(笑)……あれゲームだから。
 それで傑作な部分が一つあって、キャラによってはSMG(MP5A3かA5)が手に入るんだけど、SMGにはハンドガンの弾を装填するんだ、これが。
 銃オタ的にはそれもリアルでイイ!! ことはともかく、SMG用のマガジンちゅーのもあるんだけど、ソレさえ無い場合はどうなるか……?

 ――そうなんです、手詰めなんですよ。30発頑張ってくだちい(爆笑)。
 ちなみにアサルトライフル(M4)もあるんだけど、アレの予備弾薬はマガジンしかないのだ(笑)。手詰めさせくれよー頼むよー(キチガイスマイル)。
 他にもリボルバーが出ればスピードローダーも出したりと、本当に芸が細かくて(アイテムが多くて)感心させられたゲームですねぇ。

 まあアウトブレイクのネタはこの辺で置いとくとして、あと印象に残ってるのは強装弾だよね。バイオ3のリロードツールで作れる黒箱のアレね。
 ベレッタ92系に+Pはイカーン!! と言いたくなるね。……それとも、強装弾によるスライド破損ネタを解った上でわざとやってんのかね(笑)。
 しかしそう考えると、口径.40S&Wを使うベレッタ96系の強度はマジで大丈夫なのか心配になるよね(リメイクバイオのバリー=バートンモデルね)。
 いやまあ、月刊Gunの記載なんかを見るに、スライド強度(というか破損対策)は大丈夫みたいだけどね……ちゅうか破損する前提なんかい。
 それでもラフな射撃を数撃つと、大体5,000発程度でロッキングブロックがヤレちゃうらしいのだけれど。

 因みにロッキングブロックを付け加えておくと、プロップアップ方式のディレード・ブローバック特有の、羽根状に上下する金属部品のことね。
 マウザーC96ファミリー(とそのコピー品)とか、ヴァルターHP/P38ファミリーなんかの心臓部としても組み込まれている部品なんだコレが。
 何か、トンプソンM1928(M1921?)に組み込まれている「アクチュエイター」なる部品も、なんだか形状からしてプロップ・アップを思わせるんだけどなあ。

 あと俺イチオシなのが、ウェブリー&スコットのMk1自動拳銃ね。
 正確なモデル名を言うと「W&S .455 Model1913 Mk1N Navy」というクソ長い名前(メーカー名略しちゃいました、ゴメン)。
 この銃の何が秀逸って、先ず一点は、銃身そのものが斜め移動してロック・アンロックする構造のディレード・ブローバックなのよ。
 多分、こう言っても「チルト・バレルと何が違うんすか?」と思われるだろうだが、発砲した銃身それ自体、その全体が斜めに平行移動するのだ。
 C96やP38のように、銃身はスライドと噛み合った状態で露出しているのである。じゃあプロップアップ式なのかっつうと、違うんだ。
 流石はイギリス人の知恵(笑)。他を真似することはその気質をして許さなかったのですかねぇ……パクる時は堂々とパクる癖に(ニッコリ)。

 で、秀逸な部分の二点目は、スライド・グループにテンションをかけているバネが、何と分厚いリーフ・スプリング(松葉バネ)だということ。
 ベレッタ93Rなんかでは、3発バースト・シアがグリップの右側に埋もれてるんだけど、W&S拳銃の場合そこにあるのはリコイルスプリングなんだな。
 シャキーンと人間工学を無視した垂直のグリップには木製パネル。
 そして親切な(ゴミ同然とも言う)マガジン・カットオフ機構まで誂えた、二つ穴のマガジンキャッチ(上の穴だと連発、下の穴だと単発)。
 やはりイギリス人の銃設計は何かがおかしいようだ。
 同時代の銘銃として名高いM1911と比べると、本当にへそ曲がりで恥ずかしい設計なんだよなぁ。だがそこが最ッ高に好きなんです、ワタシャ。
 
 さて、イギリス人に現を抜かしてないで本題に戻ろう。
 実の所、初代バイオのベレッタでは、予備弾薬としてはちゃんとマガジンを使ってたんだね。これはリメイク版でも同じ。
 ウェスカーが一本ずつ丹精こめて置いて回っていたのか……(困惑)。
 で、続編のバイオ2で男女2人のキャラに各々1丁ずつ別種のハンドガンを宛がった結果、共通のマガジンが使えない!! という事態になりました。
 まあその解決方法として、ああいう弾薬箱という形で拾うことにさせたんだろうなあ、と推測。ある意味では、その方がリアルかも知れんし。
 挙げ句の果てには、コルトSAAもなぜか9mm仕様という(爆)。
 フルムーンクリップを使おうにも、ソリッドフレームの装填方法は1発ずつ排莢装填と独特だし、そもそも口径が合致しない(笑)。
 まあいいでしょ、ゲームだから(魔法の言葉)。
 ところでバイオ2は、ベレッタが置いてきぼりを食った数少ない作品だとお思いじゃありませんか? ところが違うんですナァこれが。
 クリア後にプレイできるミニゲーム「EXなんちゃら」がありましてな、そのプレイキャラの一人として出現するクリスが、ベレッタを使うんだ。

 しかし、バイオ2の頃から低確率で頭部破壊が出てたなんてビックリ。正直、俺はEXなんちゃらをやりこまずに放置してるから、生では見てないけど。
 クリティカルヒットの頭部破壊でビビッたのは何といってもリメイク初代。これはベレッタ……というかサムライエッジだね。
 劇中では明言されてないんだけど……まあ、後の作品で付け加えられた要素が、前の時間軸にも持ち込まれた感じですね。バイオ0も同じだけどね。
 まさかハンドガンにクリティカルヒットが付くとは……まあ、バイオ3のSTIイーグル6.0にもあったんだけどね、クリティカルヒット。
 あれよアレ、あのイーグルちゃんチョー格好良いんだよ。紫色のフレームでな、発砲音もバスッ、バスッ――と少し風変わりなんだ。

 でもリメイク初代は一味違いますよー。倒したゾンビを灯油で黒焦げにする(か、頭を吹き飛ばすと復活しない)という仕様も大概だけどね。
 パンッ――ド、グシャリ
 初代バイオ~3くらいまでの ブシャッ!! ていう効果音を想像してたら面食らうよ。吹き飛ぶ音が生々しいんだ。
 アレはマジで所見プレイヤーの度肝を抜くよ。ショットガンやマグナムだったら当たり前なんだけど、ハンドガンで突然出るからねぇ(笑)。

 うーん、まあこういうこぼれ話的なアレは、敢えてベレッタ・ピストルとして語る必要もない話ではあるんだけど……。
 実際どうなんでしょうねぇ。+P+弾――いわゆる超ホットロードの口径9mmパラベラムでホローポイント弾頭をぶっ放せばさあ。
 人間の頭くらい吹き飛ばせそうな気がするんだけど。
 実の所、巨大スイカでの実験では、超ホットロードどころかシルバーチップの9mm弾で、見事にスイカを四散させてるんだけどねぇ。
 まあ人間の頭蓋骨(と、眼球や耳、鼻といった内容物や、骨格の配置)の強度と、球形のスイカの皮の強度は単純に比較できないけどね。

 まあその真相が可であれ不可であれ、その超ホットロードはほぼ間違いなく、ベレッタ92で撃っちゃいけないということなんだけど。
 いや実の所は撃ってもいいんだよなぁ。怪我をする覚悟があれば(笑)。
 うーむM93Rなんかはマズルブレーキも付いてるし、スライドも分厚く大きく角ばってるしで意外といけるんじゃねェと思うがやっぱりダメかな?
 番外編のガンサバイバーで出ていたM8000はイケるんでしょうナァ。閉鎖型スライド&ロータリーロッキングバレルの組み合わせだけど、アレは。
 銃のマニュアルにも、「銃を傷めるから注意せよ」と書くに留められている、という感じだしね(因みにM92の場合は使うなとのこと)。

 そこで登場するのがアレですよ。フロビス社製のドルフィンマークが記された閉鎖型スライドですよ。スライドの強度だけは上がりますよね、確実に。
 ……なおロッキングブロックの強度は変わらない模様。
 ちゅーか今、何気なく確認してみたけど、ネタ元として取っといてたリンクがまっさらになっとる。あやや……やってもうたがな。
 そこのページに乗っていたと思しき画像は、何かgoogle先生の画像検索をした結果、チラホラと見かけましたがね。
 このオリーブ色のフレームに閉鎖型スライドのベレッタ92(M9)ちゅー組み合わせがまた格好良いのですな、これが。

 ベレッタコピーに閉鎖型スライドの組み合わせときたら、やっぱりイスパニアのガビロンド・イ・リャマ M82なんだけどね……(笑)。
 スペインが作ったら、中々どうしてバタ臭い。まあ自国向けだからいいんだろうが、やっぱりタウルスみたいなライセンス品とは違っちゃうなあ。
 PT92系は、アレはアレの良さがあるからネ。
 それこそマックスペイン3なんか、タウルスPT92が主役顔でしゃしゃってますから。流石、ブラジルを舞台にしたゲーム設定なだけはある。
 考えてみればマックスペインもまた、1からベレッタ92を出し続けてるシリーズなんだよな。あれもあれで、何かぶれないところがあっていいね。

 いや、というか単に同時期というか同世代のゲームの中で、そういう銃を出させるのが流行ったとかそれだけの話なんだろうケドね。
 個人的に思い出深いのは……チェイス・ザ・エクスプレスとか?(ボソッ)
 うーんやっぱり、どう転んでも何か脱線しちゃうというか、こぼれ話が出てくるというのか、ベレッタ・ピストルもいいですねえ。
 本当はもっとM8000やM93Rの話もする積りだったんだけど……(汗)。
 もういいです。かなり長丁場になったので、もし覚えていたら、またの機会に他の銃の話をするとしましょう。

 お付き合いくださった皆さん本当に有り難う、そしてスイマセン。
 というわけで、今回はこの辺でさいならー (・А・)ノシ

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【2014/10/20 01:24 】 | 武器関連 | 有り難いご意見(0)
リュック=ベッソン・フォー・コロンビア。
ベレッタ・ピストルの更新記事を挙げる前に、インタールード。
 8時からのBS番組「プレシャスタイム」で、映画「コロンビアーナ」を放映していたので(吹き替え版なんだけどネ……)一気に最後まで見てしまった。

 今ちゃちゃっとウィキペディアを確認してみたが、本編内容に関する記事は全然整っていなくて驚いた(ネタばれ防止のため?)。
 まあ私が見たかったのは製作陣の顔触れだったので、別に良いんだが。
 ――そう。題名にもある通り、このコロンビアーナはリュック=ベッソンさんが脚本を書いているのだ。
 正確に言うとコロンビアーナの脚本は、ベッソンさんを含めた二人で書かれたらしく、そのもう一人がロバート=マーク=ケイメンさんだ。
 えっと、この方は(今調べたんだけど)「トランスポーター」シリーズとか、他にも何か色々な映画の脚本を書いているらしい。
 追記すると、ベッソンさん×ケイメンさんのコンビは「トランスポーター3」まで続き、脚本家として動いてたわけだ(ベッソンさんは製作にも関わっている)。
 監督はオリヴィエ・メガトンさん。いかにもフランス人してる名前だけど「誰?」と思って調べてみたら、「トランスポーター3」の監督もしてたみたいね。

 製作陣の話はこの辺にして、まあとにかく凄かったのは冒頭のカトレア少女とギャング達が、コロンビアの街をパルクールでチェイスするところ。
 あれパルクールって呼んで良いよね? 中南米特有の段々畑めいた市街地を上から下へ――走る、跳ぶ!! それもあんな少女が!!と にかく圧倒される。
 私が大好きな銃器とは関係ない話だけど、でもあれは感動したなァ。

 それと、余り関係ないけどマックスペイン3の中盤に出てくる、ブラジルのスラム街「ファヴェーラ」を強く思い出した。
 ノヴァ・エスペランサへのアタックと、警察のスラム街一掃作戦によって、そこから砂上の楼閣の如く崩れ落ちていくコマンド・ソンブラたち。
 マックスペインは良くワカンネって人はアレだ、コール・オブ・デューティ2だか3だかの、これもやはりファヴェーラへの潜入作戦。
 アレは確か、武器商人かその関係者を追っていたんだったかな?
 ココだけの話、私はプレイ動画を黙って見ていただけで(オイオイ)実機プレイはしていないので、ストーリーをなぞることしか出来ないわけだが。
 アァ、CoDもMAX PAYNEも、ゲーム買っちゃおうかナァ……。

 いつもの癖でまた話が逸れちまったな。
 で、まあやっぱり一番見てて思ったのは「レオン」の影響というか、オマージュのようなものが節々で感じられた、ってことだろーか。
 というよりアレだ……「レオン」でいうところのマチルダちゃんが、もし本当に掃除屋になったらこうなるのか、という感じ。
 序盤の警察署では、軟体動物めいた動き(笑)で魅せてくれたが、あの辺りは何と言うか「ヒットマン」っぽさも感じた。
 ヒットマンもなあ……映画見るかもしくはゲームするか、どちらか一方でもやっておいた方が……ネェ? やっぱプレイ動画見るだけじゃ拙いかなって。

 まぁともかくこのコロンビアーナ、総じて面白かったね。俺の大好きなOVAアニメ「A KITE」のシナリオも仄かに感じた気がしてね。
 いやまあ、ベッソンさんやケイメンさんたちの過去作を鑑みる限り、書いてる内容が偶然似通ってしまっただけ、という感じで。
 えーと、詳しいネタバレはしたくないんだけど、取り敢えず一言……。
 あんた生きてて良かったネェ、本当に。
 さんざ死亡フラグ立てまくった挙げ句、ちゃっかり生き残っちゃうんだもの(笑)。
 それと「正面からは来ない(キリッ)」とか言ってる時に、シュウッ→って感じでRPGの弾頭がすっ飛んできた時には思わず噴き出してしまった。
 ネタバレで申し訳ないけど、あれは絶対にギャグシーンだよな。
 正面から来ないとか格好つけて言ったくせに、恥ずかしくないの?(煽り)

 まあ何だ。レンタルビデオ店のジャケット画像を見る限り、言っちゃ悪いがすっごくバタ臭い何番煎じかっていう感じがして、敬遠してたんだよねぇ。
 主役のゾーイさんが、涙を流しながら顔の前で銃を構えているとゆーね。
 あれはさぶい。本当にさぶい。ド直球過ぎるというか、ちょっとねぇ。
 まあ実際に見てみたところ、思った以上に面白くて見入っちゃった。
 ――ゲロとかね(ウソウソ)。
 まあしかし正直言って、親父と一緒に見ていたせいで、サービスシーンとか色々、まじまじと見れなかったところもあってそれが悔やまれる。
 その中に含まれるのが、一番重要な(だと思われる)シーンね。
 未見の方もいるので簡潔に言っとく。見てる方は理解できるだろう。
 それはずばり、写真のシーン。
 あーもっとよく見ときゃよかったなぁ~。チラ見というか流し見というか、マァ大体憶測で判断できるぐらいではあるんだけど……。
 今度レンタルしてきて、コマ送りでじっくり眺めようかネェ。
 私は自慢じゃないが、「化物語」シリーズの節々に登場する飾り文字というのか何なのか、とにかくそういうのもコマ送りで吟味する人間だからな(キリッ)。

 あと正直な話、銃撃戦の時に限ってトーンが暗めで、登場する銃の半分くらいが良く判別できなかっ、ってのも銃オタの気持ちとして無視できないのよね。
 まあでも、AKに混じってガリルが出ていたのは俺的に良かったかな。あの特徴的な、L型のボルトハンドルね。
 何か黒塗りのフォアエンドにヴァルメットらしさを感じたんだが、今思い返すとFALの折り畳みストックを付けてるから多分ガリルかもな(笑)。
 ちゅーかそもそも、ガリルの初期型って確か、ヴァルメットを少数購入して試作したんじゃなかったかナァ……(今調べたが、試作段階で使ったみたい)。
 じゃあ、似てて当たり前じゃないのよ(ズコー)。
 銃撃戦は何というか、マズルフラッシュが強すぎてそこが微妙だったかなァ。もうちょっと、銃器そのものの作動を魅せる感じが好きなのだけれど。
 あとあれはSIG 556……なのかな? どっちかと言うとバナナマガジンっぽい感じが、SIG 556R(口径7.62mmAK仕様)のようにも見えたんだけどねー。
 舞い落ちる薬莢は、5.56mm NATO弾のような感じだったけどね。
 まぁともかく、レールにゴテゴテと光学機器を貼り付けたライフルは、あんまし俺の好みじゃないんだけど最近の流行だからね、仕方ないね。

 かといって「ワンス・アポンナタイム・イン・メキシコ」で出てきたような、マジックインキ型の小型サイレンサーを付けられても噴飯物だけどね。
 しかもそれをライフルに付けてるんだぜ? AKやAC 556の銃声はあの程度のサイレンサーで減音するのは難しいだろうなあ(笑)。
 あの映画でよかったのは、ジジィから貰ったギターにキスをした後かち割って、中に仕込まれていたサイドバイサイドを取り出す時だね。
 まあ全般的に悪乗りというか、悪ふざけが高じて出来上がった映画って感じなんだけどなぁ、アレは。
 ギターケース型自走爆弾とか(笑)。挙げ句の果てには火まで噴いちゃう(爆)。
 でも真面目な話、あの映画で良かったのは、マリアッチの仲間二人が生きてて、それも格好良く活躍してくれたってとこだね。
 いやぁ、前作(にしてマイフェイバリット)の「デスペラード」でも、戦い方は非常に格好良いのだけど、哀れというか酷い死に方してるからね。
 しかも巻き込んだ当人マリアッチには一顧だにされないのが涙を誘う。
 だからまあ、あの映画のオーラスで、身体中至る所に札束を詰め込んで荒野を歩いていくそれぞれの姿を見て、何かホッとしちゃったというか。
 あとあの映画を見て、チワワを可愛いと思った(爆)。劇中では、小型犬特有の狂ったように吠える甲高い声が無かったし、大人しくて本当に可愛かった。
 そう言えば、チワワってメキシコ原産の犬なのよね。チワワ州という、そのまんまな名前の州もあるしね(州の名前が先で、犬の名前が後)。

 まあそんなこんなで話が横道に逸れたが、コロンビアーナの冒頭のボゴタ市街地は、多分メキシコで撮影してるんじゃなかろうか??
 いやさ、タイトルクレジットの中に「メキシコ撮影班」らしき英語文字が記されていたからねー。ウィキにもそう書いてあるみたいだが……。
 カトレア少女が側溝にズボッと落ち込んだシーンは、不覚にもフリーゲーム「不死鳥の棲む街」を思い出してしまって大笑い。
 例のゲームの二章では、市街地の地下(下水)を移動中のエージェントが、側溝を通り抜けて下水にたどり着いた男(の娘)とかち合うんですねぇ、これが。
 まあそれはともかく、女の子が側溝に飛び込むというか、バキュームで吸い込まれるようにズボッって行っちゃうんですよ?
 あのシーンは笑うしかないって本当。
 格好つけてるというよりは笑わせに来てるって絶対(キチガイスマイル)。
 何だろうなぁ、要所要所で格好つけてるんだか笑わせに来てるんだか解んない演出するんだもんなぁ本当。サメとか、犬とか……あれもねぇ。
 拳銃を咄嗟に分解しちゃうのは「トランスポーター」だよなぁ。
 あーもう、止め処なく言葉が溢れ出て止まんないわ本当。
 いやぁ、まさかここまでツボに入る映画だったとは。要所要所のシリアスともギャグともつかない演出に見事にやられちゃったなあ本当に。
 フランス人の(ギャグ)センス恐るべし。

 てな感じで、延々滔々と語っちゃった感じなんですが、どうかな。
 解るネタ、解らないネタ色々あったでしょう。
 もし全て理解される方がいたら……一緒に酒でも飲んで語りたい。
 勿論その酒は……小便のように温まったチャンゴ・ビールでね(ニッコリ)。
 というわけで、今回はこの辺でさいならー (・А・)ノシ

 ……何だか、本当に際限なく喋っちゃったナァ……。

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【2014/10/19 23:39 】 | 映画・アニメ関連 | 有り難いご意見(0)
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