× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
![]() |
買ってしまったよ、LÖWENBRÄU(レーベンブロイ)。
アサヒビールのライセンス生産品という事実に顔が引き攣る。 ともかく、栓を抜いてみよう。 以前、7-11限定のビールを紹介した際には賛辞を送ったアサヒであるが……。他メーカー、それも舶来ビールをライセンス生産するというのは全然事情が違う。 キリンビールにおけるハイネッケン然り、バドワイザー然りなのだが……どうもアサヒビールに関しては、鷹揚に構えていられない「何か」があるようだ。 一口飲んでみたときには、酸味と炭酸の強さに顔を顰めてしまった。一瞬、同社の看板商品「スーパードライ」を飲んだのかと錯覚した。 二口目から、それは全く杞憂であったと悟る。フワリとした柔和な甘さ、ジューシーなコク、さりとてしつこくない後味。「もう一杯」を誘うのが実に上手いビールと言える。 強いて言えば、全体的に表れているツンとした金属臭さを何とかできれば、もっと素晴らしい味となるのだが……。 しかしながら、ハイネッケンと比べると幾分私好みの味だ。デュベルなどと比較すれば見劣りする部分は多々あるだろうが、圧倒的な低価格が弱点を打ち消してくれるだろう。 機会があれば、本家レーベンブロイとコレとを飲み比べてみたいものだ。 アサヒビールには悪いが、スーパードライとコレのどちらを選ぶかと問われれば、答えは確実で揺るぎない。議論の余地無く、このレーベンブロイである。 だがしかし……さも輸入ビール然とした装いを決め込んで、輸入ビール界で最高のコストパフォーマンスを顧客に訴求するような印象を受けるのが残念なところだ。 まあ舶来ビールのお勉強をする上での登竜門と言うべきなのだろうか。 ともあれ、今回はこの辺でさいなら。 PR |
![]() |
昨日の深夜、初めてTVで「トップギア」を見た。
新シーズンである、シリーズ20のエピソード1だ。 ハッチバック3台のレヴューをリチャードが、ニュージーランド島における高級ヨットVSハッチバック車の対決をジェームズとジェレミーが担当した。 新しいPEUGEOT 208 GTiをリチャードがべた褒めしていたのは意外であり、正直言って面白かった。プジョーはトップギアにおける典型的なイジリ(罵倒)要員だしね。 有名人レースはもうグダグダ感の塊で、これぞトップギアという感じである。 ニュージーランドにおける対決では、ヨットとハッチバック(トヨタ・カローラ)であり、スーパーカーの類が今回は一切出てこなかったのが残念である。 ジェレミーはいつも通りやり過ぎ(レンタカーなのに!!)であり、ジェームズは本当にお疲れ様である。まあ、衛星携帯電話を海に落としたことはアレだが。 そして本日の収穫。 George ShearingやStan Kentonの円盤は、もう馴染みの店では見つからないようで残念だが、代わりにArt FarmerとDexter Gordonの円盤を購入した。 Art Farmer「Modern Art」は特に以前より探していた円盤であり、偶然発見したのだが(しかも2枚もあった)、購入できて良かった。 コレに収録されている、「The Touch Your Lips」という曲がクソ名曲なのである。「BLUE NOTE BEST100」で聴いた時に、一発で惚れ込んだ曲だ。 デクスターの方はとりあえずあったから買おうか、といった感じだ。大丈夫、彼の演奏は私を裏切らない――多分。 そういえば、最近ようやっと「The MACALLAN 12年」の封を切ったというのに、そのことに対して何も言っていなかったことを思い出した。 まあ、私としては最近飲んだ「BOWMORE 12年」の方が好みである。 ぐへへ……ボウモアの香りは実際セクシーで、かなり好みだ。 それと比較するとザ・マッカランは、優等生ではあるが些か器用貧乏というか……今一つ性格の掴み辛い感じところがあるのだ。 まあ、マッカランもそんなこんなで一瓶ボチボチ開けて、手軽に手に入るラフロイグやタリスカーあたりも試したいものである。 というわけで、今回はこの辺でさいなら。 |
![]() |
No. Do you?
というわけで、昨日に続いてASG「BLOOD DRIVE」について。色々と不十分な部分もあったので、今回は補足として、珍しく続きを書いてみる。 因みに表題であり、二番目の収録曲の題名でもある「BLOOD DRIVE」とは、どうやら献血を意味する言葉だそうだ。 ちょっと罰当たりなことを言わせて頂きたいのだが……好き好んで、他人に自分の血液を分け与える人間の気が知れないよ。 そもそも私は注射が大嫌いである。注射器も嫌いである。自ら好んで腕に注射針を刺して頂くなんてとんでもない。 だがどうやら、献血がタイトルに冠されている以上、それがこのアルバムの内容に密接に関ってくることは想像に難くない。 自己犠牲。献血という言葉を一瞥して、先ずもって有り体に想像する言葉は、多分そんなところだろうか。 それでは、少しアルバムを紐解いてみよう。 今作はrelapse Japanより和訳歌詞つきの国内版が出されている。私が購入したものもそれである。全くもって感謝、感謝だ。 1.AVALANCHE 2.BLOOD DRIVE 3.DAY'S WORK 4.SCRAPPY'S TRIP 5.CASTLESTORM 6.BLUED FOR BAMA 7.EARTH WALK 8.CHILDREN'S MUSIC 9.HAWK EYE 10.STARGAZIN 11.THE LADDER 12.GOOD ENOUGH TO EAT オススメのトラックは10であろうか。ある程度のスピード感を伴っており、却って聴き易さ、取っつき易さがある。 前回も言った通り、全編を通してスロゥリーである。一音一音を噛み締めるような演奏、と表現するのが相応しいかも知れない。 ギターとベースは柔らかで、しんみりした響きだ。ドラムも一音の厚みやインパクトに重心を置いているようで、無闇な暴走は皆無である。 ヴォーカルが、恐らくは前作との違いが最も顕著である。シャウトを乱発せずよりメロディアスに、より伸びやかに、そしてより大人しく。 とにかく、無闇無鉄砲なスピード感をいの一番に捨て去り、音のハーモニーや伸びやかさ、そして余韻を重視しているように感じた。 8や12でクラシックギター(らしき楽器)を使っていることからも、激しさ一辺倒ではないメロディへの拘りを如実に感じるところだ。 感じるところ、なのだが……という繋ぎ方はおかしいかもしれないが、一つどうしても気になっているところがある。 5トラックの「CASTLESTORM」は、その音やリズムが、前作6トラックの「THE DULL BLADE」に似ている気がしてしょうがない。 歌詞はぶっちゃけ良く理解できていないのだが(オイオイ)、2つの曲の間には何か繋がりのようなものがあるのだろうか。 彼らの書いている歌詞はポエム要素が強くて(というか全面に出張っていて)、和訳歌詞を見てもツギハギのようで、正直言って訳が解らない。 とにもかくにも、身体に馴染ませるにはもう少々時間がかかりそうな――一筋縄ではいかないアルバムである。 補足と言いつつも、前回より長くなってしまった。 というわけで、今回はこの辺でさいならー。 |
![]() |
知らなかったが、6月くらいに発売されたらしい。
ジンの新譜「For The Seeker」も出たようで、あちらの方も非常に楽しみである。 最近、ジャズ系のCDばかり買い集めていたので、ロック系を購入するのは久しぶりだ。 というわけで、ASGの新譜「BLOOD DRIVE」である。 左側のジャケットは、前作に当たる「WIN US OVER」だ。 私をASGの世界に引き込んだアルバムである。 和訳歌詞はついていない輸入版だが、言葉の壁というハンディを物ともしない、言葉を超越した「何か」すら感じさせるアルバムだ。 さて、とすると新譜への期待(ハードル)が高くなるのもまた、必然と言うほかあるまい……だがしかし、今私は、前作との「味付け」の違いに戸惑っている。 やや肩透かしでいて、えもいわれぬむず痒さを感じる。 緩、緩、緩、そしてまた緩。待てど暮らせど「急」が無い。鷹揚に構える大河の如く、ただひたすらに緩やかでいて、沸々と滾るような音の流れ。 旋律が安定しすぎていて、こちらが逆に困惑してしまう。 まるで思春期の悪童が、大人の紳士になったようだ。 岩場を流れる渓流のように不安定で攻撃的なテンポ、水飛沫を上げる滝のような尖ったリズムが、すっかり鳴りを潜めてしまっている。 いや、オブラートに包んだ物言いは止めよう。まるでスピードリミッターで頭を押さえつけられたもどかしさである。 聴き続けているうちにきっと慣れるのだろうが、ここまで大人しく堅実な音色で新譜を仕上げたことは、やっぱり驚きであり、意外でもあった。 私が「WIN US OVER」を聴いた上で感じた、ASGの音をざっくりと表現すると、以下の4点に集約される。 1.流れる川のような、緩急のある曲調。 2.荒削りとも思われる音圧の大きさ。 3.「エセ神秘」的な奥行き感、ダイナミズム。 4.抜けの良い、胸のすくようなシャウト・スクリーム。 3項の「エセ神秘」。これは大事な要素だ。 これはついさっき私が思いついた単語だが、これ以上的確にこのバンドを表現する言葉は無いように思われるというほど、ピッタリはまっている。 何というか、今作はこの「エセ神秘」にウェイトを置きすぎていて、急流下りのようなカタルシスに今一つかけるのだ。 ダイナミズムや奥行き感を表現するのに勤しむ余り、演奏技術を魅せるスローテンポの一点張りで、今一つ「緩急」が感じられない。 ましてやアルバムの殆どの曲がこんなテンポなので、正直言って不完全燃焼というか、聴いてて途中でダレてしまう。 一曲や二曲くらい、ダルさをバネにして爆発するようなハイテンポな曲が欲しかった――というのが、現在の私の正直な感想である。 とりあえずは、ぼちぼち旧作の方も洗ってみるとしましょうかねー。 タワレコで「FELLING GOOD IS GOOD ENOUGH」を注文しようとしたら、「廃盤ですので」と丁重にお断りされたのだが。 誰かASGを聴かれる方などおりましたら、今回の新譜に対する感想など是非ともお聞きしたいところであります。 というわけで、今回はこのへんでさいなら。 |
![]() |
安心と信頼のアイコンユーロパブ株式会社。
一先ずは、そうステマさせてもら……おうとしたが、一先ず今まで飲んだ(IEP社輸入の)ビールを、改めて考え直してみた。 1.Marstons Beer Co. "HOBGOBLIN" (ホブゴブリン) ……ブリテン製のダークエール。ブログには未掲載。手近な輸入ビールを扱う酒店を探しても、未だその存在を発見できない(最初は通販で購入)。 甘くないカカオチョコレートを思わせる香味がフワリと香る、アルコールの刺激が強めな一品。ラベルに描かれたホブゴブリンの絵がファンシー。 2.Budejovicky Budvar (ブドヴァー) ……チェコ製の"正統派"ピルスナー。ブログ未掲載。著名なアメリカンビール”バドワイザー”との確執を抱えているのは有名。 「コレを飲まずしてビールを語れるか!」と言わずにはおれないビール。泡立ちの良い炭酸と、まったり芳醇なコクは”マスターピース”の称号に相応しい。 3.SINGHA (シンハー) ……タイ製のラガー。ブログ未掲載。漫画「BLACK RAGOON」で時折出てきたビール。コーンのような風味が淡白だが後を引く。 改めて考えてみると、ビンタンと同じ趣向のビールなのかもしれないと思うが、ビンタンよりは幾分クセのある味をしていたようにも思う。 4.Kronenbourg 1664 (クローネンブルグ1664) ……フランス製のラガー。ブログ未掲載。驚いたことに、印象が全く無い。強いて言えば、値段が「ちょっとたけーな」と思ったぐらいか。 まあ、大体良くできた他銘柄のラガーとトントン、ドッコイドッコイの味だったとは思う。少なくとも不味いとは思わなかった……それだけ。 5.Tiger (タイガー) ……シンガポール製のラガー。これはごく最近飲んだが、ブログ未掲載。映画「トランスポーター」の一作目で出たビールはコレだったと思うんだが。 上記の4つ目と同じく、飲んだ時の印象はかなり薄い。ラベルの格好良さは群を抜いているが、それで風味が決まるわけじゃないし……。 今のところはこれで全部である。 しかし改めて思い起こせば、IEP社も鉄板とは言いがたいか(苦笑)。しかし、チェコの”ブドヴァー”を囲っているのは結構な強みだと思う。 と持ち上げたところで、肝心のBECK'S (ベックス)である。 うむ。ところで、前口上を書いている間に手元の瓶は飲み干してしまったので、出来ればもう1本頂けないだろうか? いやいや、冗談です冗談。 ジューシーだがしつこくない後味と、とんでもない泡立ちの良さ。勢い良くグラスに注いだら大事件になっていたかもしれない。 コレといって突出した”個性”があるかと聞かれると、正直言って”微妙”ではある。 だが、アメリカンやラガーほど”軽く”は無いが、しつこさを感じるような”重さ”や”コク”は潔く切り捨てている、バランスの取れたビールだ。 テイスティーでありながら、自然とゴクゴク飲めてしまう後味の良さと爽快さがあるので、自然と次の瓶に手が伸びる。 これこそが”鉄板”と呼ぶべきビールなのかもしれない。 無駄に長くなってしまったが、今回はこの辺でさいなら。 |
![]() |