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【2024/11/01 08:37 】 |
ニュートンの万有引力
その名は、ニュートン。久々に私の中でヒットした酒だ。
 林檎果汁の入ったビールであり、「アップル・ビアー」と自称している。我が国の法律では「発泡酒」として扱われるようだ。修道院ビールのレフなどと同じである。
ニュートン
 林檎風味のお酒と言えば、幾ばくか前にシードルを紹介していたが、それとは随分と毛色の違う一品だ。
 やはり、何より異なるのは材料だ。
 ラベルの原材料を見ると、「小麦・麦芽・ホップ・リンゴ果汁」とある。
 つまりこのニュートンに於いては、ベースにあるのは飽くまでビールであり、林檎は果汁を混ぜているわけだ。
 一口含めば、ホップの軽やかな苦味と共に、若々しくフレッシュな林檎の風味が前面に溢れ出す。
 これは中々に考えられた味だ。ホップ(もといビール)と林檎果汁はどうやら相性が良いらしい。
 林檎そのものを醸造して作られたシードルの、青臭くて渋めな風味とは正反対である。

 財布の赴くまま、気の赴くまま。
 ジュース感覚で飲める気軽さを持ち合わせていながら、心惹きつけられる魔性を秘めたビール。
 強いて言えば、バックで音を奏でるベース奏者のように、見え隠れするホップの苦味が人を選ぶかも知れない。
 また、コレをビールの括りに入れることに少々躊躇することも事実ではある。
 しかし、たとえステマと言われようが、敢えて言わせてもらおう。
 この「ニュートン」は、万人に一度は試してもらいたい酒である。

 今回はこの辺でさいなら。

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【2013/07/21 18:52 】 | ビール | 有り難いご意見(0)
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