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【2024/04/29 16:24 】 |
今年のボジョレーは一味違った。
うちの会社が商品として買った物を、3,000円で1本買ったのだ。

ドミニク・ローラン2014年ボジョレー。

 ドミニク・ローラン、ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2014。
(Dominique LAURENT Beaujolais-Villaegs Nuveau 2014)
 ……そう、今年もまたぞろ、ボジョレーヌーヴォーでも飲もうじゃないかと思って、社内のワインのテイスティングも兼ねて買ったものだ。
 ところで、ドミニク・ローランで誰やねん? という疑念。
 それは恐らく、私が俄かのワイン飲みである証左だろう。
 ともかく開けたてをグラスに注ぎ、先ず一口飲んでみるが――。
 嗚呼、もうこの時点で安物とは違うということがハッキリ感じられる。
 ただ単にどぎつい酸っぱさというわけではなく、決して下品ではない。
 勿論メインをなすのはフレッシュな酸味だが、そこに穏やかな甘さ、そして爽やかな渋みが絡んでいい感じにアクセントを与えてくれる。

 開封後、30分ほど置いた結果。やや酸味が立ってきたが、いずれにしてもゴクゴク飲み下せてしまうような「取っ付き易さ」を内包している。
 そう。何しろこのボジョレーは穏やかで均整が取れているのだ。
 酸味や渋みは確かに新酒のフレッシュさを感じさせるが、そればかりが余りに自己主張しすぎてツンツンだけの尖り切った酒……とならない所がミソだ。
 白昼に草原を吹き抜ける風の光景が浮かぶ。それも春の到来を感じさせる、穏やかで暖かい日差しの下、やや冷たさを纏いながらも吹き抜ける一陣の風。
 活力に溢れるやんちゃ坊主だ。真冬に寒さに愚痴をぶち、こたつの中で、だらだらぬくぬくと温まっている光景はこのワインに似つかわしくない。
 おっと、冬の寒さに愚痴をぶっているのはどこの誰だか……?

 ともかく。デイリーワインと比べて多少値は張るが、更に1,000円~2,000円上積みするだけの価値は、「ある」と断言できる酒に違いない。
 私がこれまで飲んできたワインも、その中のボジョレーの数も全く大したことはない数だが、それでもこのワインは「旨い」と言い切れる。
 下手な薀蓄は要らない。「飲めば解る」ただその一言だ。
 もしこのワインを既に手にしている方は、是非とも家族や恋人、同好の士と共に心行くまでこの酒を楽しんで欲しいと切に願う。
 中々真剣に突き詰め考えて作られた一本ではなかろうか……?
 というわけで、今回はこの辺でさいならー (・А・)ノシ

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【2014/12/15 20:01 】 | ワイン | 有り難いご意見(0)
イスパニアの老樹。
なんでみんなスペインて言うんだろうなあ……。
 イスパニア(エスパニャ)って言う方が響きが格好良いと思うけど。
 てなわけでドン・キホーテのお目見えだ。

ガルナッチャ・デ・フエゴ2012年開封。

 相変わらずアテにもならぬ画像。ここんとこやけっぱちの開封祭りだ。
 イスパニアのアラゴン州より、ガルナッチャ・デ・フエゴ2012年。

 実際開けてみて気づいたことは、とろりと深く暗い臙脂色。
 開けた瞬間から、どろりと粘っこく纏わり付くような香りが匂い立つ。……成るほど、これがガルナッチャの、それも老樹から生まれた葡萄か。
 一口舐めてみると……うん? これまでとは随分違った風味だ。
 酸っぱいというよりしょっぱい。それもにがりのように、どことなく渋みやエグミを含んだようなしょっぱさだ。
 何というか、舌や喉がキュッと引き締まるような味だ。

 いつも通り、開封して一時間ほど放置したが、華やかさを少々通り越したキツめの匂いにややアルコール臭を増して、口に含むと酸味が出てきた。
 このデュベルのグラス、意外とワインの香りも楽しめたりするのだが、ビールやウィスキー×ロックなんかにも使えるんで結構重宝してる。
 しかしまあ、本当に強い香りだ。人によっては下品と感じる向きもあるかも知れない。かなりの若酒というのも関係するのだろうか。
 ……この風味と、この感覚をどう表現したらいいんだろうな。
 土っ気と言うのだろうか。何だかこいつからは、いかにも畑で育てて収穫しましたという、大地というか土との繋がりを強く感じる。
 こいつは一筋縄ではいかない。
 骨太で筋が通っていて、辛口で媚びることなく、機嫌を取ろうと思ったらそっぽを向いてしまう……世間ずれした阿婆擦れのように。
 だがしかし、こんなにも酔っ払うのに心地よい酒があったものか。
 キューッと粗雑に煽れば、岩塩を舐めたような複雑な塩っ気と、ギュッと詰まった濃厚な果実の香味が同時にやってくる。
 飲めば飲むほどに、銘柄にも冠されているイスパニア語のFUEGO――つまり炎の意味がようやく解ってくる。正に心が滾ってくるような味だ。

 なぜこの酒が売れるのか私ははっきりと理解できた。
 良くも悪くもこれは大衆のワインだ。良い意味で下品な味なのだ。
 この酒を飲んで、酔って歌って騒ぐのはさぞ心地良かろう。
 澄ました顔でグラスを傾けて講釈を垂れるような酒ではない。
 バールで大皿の料理を摘みながら、グイグイとグラスを傾けて、壇上の踊り子に「オレー!!」と声を飛ばす……そんな光景が浮かんでくる。
 なんてこった……まるで物に憑かれたようなことを書くなんて。
 しかしまあ、辛口の赤を探している人には是非ともオススメしたい。
 一回くらい、騙されたと思って飲んでみても損はしないだろう。
 炎のラベルに偽りなし。燃えるように効いてくるワインだ。
 というわけで、今回はこの辺でさいならー (×А×)ノシ

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【2014/10/20 22:33 】 | ワイン | 有り難いご意見(0)
貧乏人にも掴めるサンクフレシュ。
DBRレゼルブ・スペシャル・メドック2011年、開封の儀に仕る。
 以前も書いた通り、後生大事に仕舞わず、さっさと開けてしまう。
 市場価格は1本2,500円前後であるが、如何か。

DBRレゼルブ・スペシャル・メドック2011年の試飲。

 うーん反射が酷いなあ……主役が全ッ然映えないヨ。
 まあまあ、ゆうても3年程度のヴィンテージなので、色味は濃い目の赤紫。
 大体、開封から1時間近く経ってるわけである。
 ボトルが緑色してたことに何気に感動したり、わーコルク栓にもロスチャイルドマークが入ってるるー、キャーワイーイとかそんなことを考えてた。

 しっかしこいつは、かなり開封に難儀させられた。

 なんせコルクの締め付けが硬いのだ。いや、コルクそのものは泥濘のような (言い過ぎww) 柔らかさで、オープナーもヌルヌルと食い込んでいったのである。
 だからすっかり油断していた――これが、開かないの何の(笑)。
 俺の腕筋力がしけてるだけなのかは知らんが、まるでアロンアルファか何かで癒着させたように、ガッチリと栓が食い込んでいて本当に往生した。
 布を巻きつけてみたり、足で挟んでみたり、色々と体勢を変えてみたりと、いやはや本当に、まだ飲んでもいないうちからワインとの熾烈なバトルである。

 何だか本当に、姿の見えない何かに、開くことを拒まれているようだ。
 あれやこれやしている内に、数ミリから数センチと実に僅かずつではあるが、やっとこさでコルクの塊を引き出すことができた。そうして……。
 ――キュッポン!!
 飛び散るワインの雫は、まるで破瓜の出血の様……何て酷い例えだ。
 往生際の悪いヤツだ……もう本ッ当に手間かけさせやがって。
 というのが1時間かそこら前の話で、話は現在に戻る。

 うーむ、開封直後にも少し頂いたが、どことなく甘味を含んだ花のような香りがふくよかに広がり、酸味も結構強めだ。
 1時間経つと、ボトルから匂いほどの香りはやや退いたが、酸味に爽やかな渋みも出てきた感じ。張りがあるというか元気な感じで、下品さは無い。
 初めの1杯は、豚バラ串と一緒に頂いたが、やはり肉との相性は良い。
 ……でもまあ、やはり串焼きはできる限り炭火がいいね。ガスコンロで焼いたやつだとガス臭いというか、ツンとした独特な臭いが混じるんだよね。
 と、まあ上のことはワインと全然関係ないことなんだけど(笑)。
 そうそう、引っこ抜いた後のコルク栓なんだけど、手巻きタバコのフィルターとして使えないだろうかと考えている。

 突然だが皆さん、古くは紙巻タバコのフィルターとして、コルクチップが使われていたというのをご存知だろうか?
 いやまあ、価格帯の棲み分けで色々とあるんだろうが……両切りとか、口付きがどうとか、そういう時代にはコルクフィルターというのもあったそうなのだ。
 俺がこれを知ったのは、かつて作られていたターキッシュ葉100%と謳われる高級銘柄、かの銘品「ラムゼス・セカンド」を調べていた時である。
 ラムゼス2世は元々両切りで作られていたのだが、時代が下るに従ってフィルター付きも販売されるようになった。そのフィルターがコルクだったのだ。
 煙が通ると、なんだかシルキーな舌触りになるとか、どうとか。
 現代に住まい、セルロースやチャコールのフィルターに慣らされ、それが当たり前だと思っている我々にはなんやよう解らんけども。
 まあ、ほないっちょ試してみようやないかいというわけである。
 このまえ開封したラフルール・カザンは、いかんせん1997年のもので、コルクも相応に古く汚れてしまってたし……。
 というか、そもそもワインのコルク栓を解して、それを手巻きのフィルターに使おうなどという発想が出てこなかったんだが、その時は。

 話が脱線してきたので元に戻そう(苦笑)。
 いやーまあしかしこのワイン、やっぱり若いなりの刺々しさっていうものが結構ある筈なんだけど、それをあんまり嫌とは感じさせられないな。
 俺もようやっと、ワインに慣れてきたということなんでしょうか。
 飲むほどにジューシーで、油が乗っているというかほんのり艶が滲み出ていて、でも少し取り澄ましてもいるし、お高く留まっているような印象もある。
 同じメーカーとはいえ、最上級のラフィットともなれば、飲んだ時の印象も違うのでしょうな……マァ、今の俺にその風流は理解できないだろうが。
 うーむ、勢いに任せて半分ほど飲んだがもう腹一杯、げっぷが出そうだ。
 そろそろタバコと蒸留酒が飲みたい気分。
 しっかし、この前のラフルール・カザンを1日おいた後のヤツは本当に酷い味だったからなあ……もう笑っちゃうくらい。
 やっぱり、めんどうでもコルクで蓋をしなおして、寝かせて置いとくべきですかね。つーかいっそのこと、気合でワンボトル開けますか。
 うむ、それも良かろう――何事も挑戦である。
 というわけで、今回はこの辺でさいならー (・А・)ノシ

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【2014/10/17 20:53 】 | ワイン | 有り難いご意見(0)
17年越しに目覚めた気分は……
開けた。
 シャトー・ラフルール・カザン 1997年(Château La Fleur Cauzin 1997)。
 少し前に、ホブゴブリンやスケアクロウと一緒に買った古ワインだ。

シャトー・ラフルール・カザン1997年。

 画像は、抜栓してから大体3~40分程度かな。
 抜栓直後の物も夕食と一緒に頂いたが、まだ尖った酸っぱさが少しあった感じ。
 今は大分刺々しさが抜けて、まろやかで包まれるような香味が現れた。
 安ワインしか飲んだことのない私だが、確かにこれは美味しい……。
 それにしても、上掲のワインの色味、お解りいただけるだろうか?
 グラス上部から僅かに透けている部分に注目されたい……ルビー色なのだ。
 上の画像では注ぎ過ぎているのでイマイチだが、ほんの少しグラスに注いで上から覗き込むと、褐色かがった赤紫色がほんのりと表れてくるのだ。
 何というか――柔い人肌というのか、ルージュを塗った唇というのか、とかく体温のある色使いを思わせるようでゾクゾクする。
 ……というかこれって、どちらかというと、流れたばかりの新鮮な血液の色……。
 因みにグラスは、デュベルのオマケでついてたグラスである。ちゃんとしたワイングラスじゃなくて申し訳ないが、どうかご勘弁を。

 うーん、余りワインという物を飲み慣れていないので、上手くこの味を表現することはできないのだが。
 学校を修了して、新社会人1年生として旅立つ若者の心、とでも言ったもんか。
 心も身体も年相応に成長して、他人の前ではそれなりに落ち着いた姿も見せるが、実際はまだまだ若さが溢れて遊びたい盛りと言うのか。
 まろやかでとろみのある果実の芳しさが抜けていった後、咽喉の奥に残るツンとした酸味が、何だか思春期の残り香を感じさせるようで……。

 ……何だか後から見返すと恥ずかしくなりそうなことを言っているゾ?
 ともあれ、この前ネットでチラと見ましたが、どうやら個々最近はラ・フルール・カザンの1990年代物が、幾つも売りに出されているみたいですナ。
 興味を持たれた方は、ここらで1本いかがですかな?
 まあ、飲み物の通販というのは、意外と送料が高いんだけどね……。
 というわけで、今回はこの辺でさいならー (・А・)ノシ

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【2014/10/12 20:23 】 | ワイン | 有り難いご意見(0)
三度目の……(欲望に馬鹿)正直。
やってもうた。
 ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト、レゼルブ・スペシアル・メドック 2011年。
 (DOMAINES BARONS DE ROTHSCHILD Réserve Spéciale Médoc 2011)

DBRレゼルブ・スペシャル・メドック2011年。

 過去ないくらい適当でひどい写真(笑)。
 試しに撮り方を変えてみたが、色々と酷い物が映りこんでしまった。
 うーむ、貧乏人であることがばれてしまうゾイ。
 キーボードだけ(富士通リベルタッチ)はそれなりにいいブツなんだけどね……。
 BOSEのコンパニオン2もな……いい加減、買い換えたいんですがねぇ。
 KEFとかクリプトンとか、そういう1ランク上のPCスピーカーにね。
 ――え、白い紙のようなモノが見えるって? そんな物は何処にも無いね。

 で、何で禁欲の誓いを破って私がワインを手にしてしまったかというのが、上にも書いてあるワインの名前である。
 ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(DBR)。ここは、先日のエントリで紹介した通り、「ラフィット」の名を受け継いだ、由緒正しきワイナリーなのだ。
 エチケットのど真ん中に、デデンとあるでしょ、例のマークが。
 5本の矢にRの頭文字。あのロートシルト家のトレードマークですな。
 Blood+では、このマークの意味を持たせた「サンクフレシュ(Cinq fleche)」っていう架空の製薬会社を出してたけど、それも中々格好いい名前だと思うのネ。

 話が逸れましたな、スマンスマン。
 うーんしかし、まさかこの名をドラッグストアで目にするとは思わなかったッス。
 お値段は1本で2,980円。しかしこの格式の高さを考えれば破格の安さかと。
 しかしながら、デイリー用のワインと考えるとやっぱり高い部類ですね。ひょっとすると、そのドラッグストアのワイン棚で一番高いワインだったのではないか……。
 まあ、何と言うかさ、許してよねもう――お前は誰に謝っているのか。

 まーぶっちゃけた話、その横にもあと2種類くらい手ごろな値段のデイリー銘柄があったのだ。1つはボルドー、もう1つはチリ産(いずれもDBR製とのこと)。
 チリ産なんて1,200~1,300円くらいだったからまじでリーズナブル。
 でもさ、いくらDBRの名前を冠してるとはいえ、初っ端から流石にチリ産に手を出すことはできんでしょうって、実際。冒険過ぎること請け合いだよ。
 せっかくだから、その棚に並んでる一番いいヤツを頼むぜ!!(価格によるが)。
 てゆー訳で、これは長期保存する計画はございませんのね。
 まあ値段はそれなりなんだけど、折を見て開けちゃおうかな……。
 ドラッグストアの棚には3本並べてあったから、まあそういう感じなんでしょ(雑)。
 飲んでみて美味しければ、また買えばいいだけの話。
 いずれにせよドラッグストアということを頭に入れると、デイリーワインならともかくこの価格のワインが早々と消滅するとも思えんしな。
 あー、やっぱり2本買っときゃ良かったか……だから金が無いのだ、戯けが!!

 というわけで、お金がマジでやばいです(自業自得)。
 今回はこの辺でさいならー (TАT)ノシ

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【2014/10/10 19:03 】 | ワイン | 有り難いご意見(0)
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